
問16
1 出生率
2 合計特殊出生率
3 総再生産率
4 粗死亡率
5 年齢調整死亡率
解答・解説
■ 正解
4 粗死亡率
■ 解説
● 粗死亡率は人口1,000人あたりの年間死亡数
粗死亡率は「人口1,000人あたりの1年間の死亡数」を示す指標である。
医療の進歩により戦後は低下傾向にあったが、1980年代以降は高齢化の影響で緩やかな上昇傾向を示している。
グラフ問題では、この「上昇傾向の粗死亡率」が描かれているため、選択肢4が正解となる。
■ 選択肢ごとの解説
1 出生率:誤
人口1,000人あたりの年間出生数。
1947年の第一次ベビーブームで急上昇したが、その後は低下し、第二次ベビーブーム(1971〜1974年)以降は減少傾向。
2 合計特殊出生率:誤
1人の女性が一生の間に産む平均子ども数。
1970年代以降は長期的に低下し、2023年には過去最低の1.20。
3 総再生産率:誤
1人の女性が一生の間に産む「女児」の平均数。
1970年代をピークに減少し、2022年には0.61。
4 粗死亡率:正しい
人口1,000人あたりの年間死亡数。
戦後は低下したが、1983年頃を境に高齢化の影響で上昇傾向。
5 年齢調整死亡率:誤
基準人口を用いて年齢構成の違いを補正した死亡率。
高齢化の影響を除くための指標であり、実際には低下傾向。
■ ポイント整理
- 粗死亡率=人口1,000人あたりの年間死亡数
- 戦後は低下 → 高齢化により1980年代以降は上昇
- 年齢調整死亡率は高齢化の影響を除いた指標で、低下傾向
- 出生率・合計特殊出生率・総再生産率はいずれも長期的に低下傾向
■ 関連知識
出生率関連指標は少子化の分析に用いられる
粗死亡率は高齢化の影響を強く受ける
年齢調整死亡率は医療水準の評価に適している
