問25
逆転層は大気汚染物質の滞留を引き起こす。盆地や谷間などの低地に冷たい空気が流入して発生するのはどれか。1つ選べ。
1 沈降性逆転層
2 地形性逆転層
3 放射性逆転層
4 移流性逆転層
5 前線性逆転層
解答・解説
■ 正解
2 地形性逆転層
■ 解説
● 地形性逆転層は「盆地・谷間」に冷気が流れ込んで発生
地形性逆転層は、
盆地や谷間などの低地に冷たい空気が流れ込み、暖かい空気が上層に残ることで形成される逆転層。
冷気は重いため低地に溜まり、上空の暖気と入れ替わらないため、
大気汚染物質が滞留しやすくなる。
典型的には、冬季の盆地都市(例:甲府盆地、京都盆地)で発生しやすい。
■ 選択肢ごとの解説
1 沈降性逆転層:誤り
高気圧の下降気流により空気が圧縮・昇温して生じる逆転層。
2 地形性逆転層:正しい
冷気が盆地・谷間に流れ込み、低地に滞留して発生する逆転層。
3 放射性逆転層:誤り
夜間に地表が放射冷却で冷え、接地層が冷却されて生じる逆転層。
4 移流性逆転層:誤り
暖かい空気が冷たい地表面の上を移動することで発生。
5 前線性逆転層:誤り
温暖前線などで暖気が寒気の上に乗り上げることで生じる。
■ ポイント整理
- 盆地・谷間 → 冷気が流入 → 地形性逆転層
- 逆転層は大気汚染物質の滞留を引き起こす
- 放射性逆転層は夜間の放射冷却
- 移流性逆転層は暖気が冷地表の上を移動
- 前線性逆転層は温暖前線で発生
■ 関連知識
逆転層が解消されると汚染物質が拡散する
逆転層はスモッグ発生の要因
冬季の盆地都市で大気汚染が悪化しやすい
