問50
造粒に用いる機器のうち、混合、造粒、乾燥の工程を同一装置内で行うことができるのはどれか。1つ選べ。
1 流動層造粒機
2 転動造粒機
3 押出し造粒機
4 噴霧乾燥造粒機
5 破砕造粒機
解答・解説
■ 正解
1 流動層造粒機
■ 解説
● 流動層造粒機は「混合 → 造粒 → 乾燥」を一括で行える
流動層造粒機(Fluidized bed granulator)は、
粉体を流動化させながら結合液を噴霧し、混合・造粒・乾燥を同一装置内で連続的に行える
という特徴を持つ。
製剤工程の効率化に優れ、医薬品製造で広く使用される。
■ 選択肢ごとの解説
1 流動層造粒機:正しい
混合・造粒・乾燥を1台で実施可能。
2 転動造粒機:誤り
回転により造粒するが、乾燥工程は別装置が必要。
3 押出し造粒機:誤り
湿式造粒後、押し出して粒を作る装置。乾燥は別工程。
4 噴霧乾燥造粒機:誤り
溶液や懸濁液を噴霧して乾燥させる装置。混合工程は含まれない。
5 破砕造粒機:誤り
固まりを破砕して粒にする装置。混合・乾燥は行わない。
■ ポイント整理
- 流動層造粒機=混合・造粒・乾燥を一括処理できる装置
- 製剤工程の省力化・効率化に優れる
- 他の造粒機は単一工程のみで、乾燥は別装置が必要
■ 関連知識
医薬品の顆粒剤・錠剤の前処理として広く利用
流動層は熱風で粉体を浮遊させるため、乾燥効率が高い
結合液の噴霧量や風量で粒子径を調整できる
