第110回薬剤師国家試験 問81 出血傾向注意薬

問81 以下の成分を含む一般用医薬品を使用した場合に、出血傾向に最も注意が必要
なのはどれか。1つ選べ。
1 センノシド
2 ロぺラミド塩酸塩
3 ミノキシジル
4 フェキソフェナジン塩酸塩
5 イコサペント酸エチル

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■ 正解

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■ 解説

● ポイント1

イコサペント酸エチルは、主に高脂血症の治療に用いられる薬剤であり、血液中のトリグリセリドを低下させる作用があります。さらに、抗炎症作用や抗血小板作用も持つため、出血傾向が増加する可能性があります。特に、抗血小板作用により血小板の機能が抑制されるため、出血リスクが高まることが懸念されます。

● ポイント2

出血傾向に注意が必要な患者には、特に抗凝固薬や抗血小板薬を使用している患者が含まれます。イコサペント酸エチルは、これらの薬剤と併用されることが多く、相互作用によって出血リスクがさらに増加する可能性があります。臨床現場では、これらのリスクを考慮し、患者の状態を慎重にモニタリングする必要があります。

● ポイント3

国家試験の意図としては、薬剤の作用機序や副作用を理解し、臨床現場での適切な使用を促すことが挙げられます。特に、出血傾向に関連する薬剤の知識は、薬剤師が患者の安全を確保するために不可欠です。

■ 選択肢ごとの解説

1:誤り。センノシドは下剤であり、主に腸の運動を促進する作用がありますが、出血傾向とは直接的な関連はありません。

2:誤り。ロぺラミド塩酸塩は下痢止めとして使用され、腸の運動を抑制する作用がありますが、出血傾向を引き起こすことはありません。

3:誤り。ミノキシジルは血管拡張薬であり、主に高血圧や脱毛症の治療に用いられますが、出血傾向には直接的な影響を与えません。

4:誤り。フェキソフェナジン塩酸塩は抗ヒスタミン薬であり、アレルギー症状の緩和に使用されますが、出血傾向には関与しません。

5:正しい。イコサペント酸エチルは抗血小板作用を持ち、出血傾向に注意が必要です。

■ ポイント整理

  • イコサペント酸エチルは抗血小板作用があり、出血リスクが高まる。
  • 他の選択肢は出血傾向に関連する作用を持たない。
  • 国家試験は薬剤の副作用や相互作用の理解を促す。

■ 関連知識

  • イコサペント酸エチルの作用機序とその臨床的意義。
  • 抗血小板薬との併用時の注意点。
  • 出血傾向に関する患者のモニタリング方法。

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