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■ 正解
1、2
■ 解説
● ポイント1:反応速度 v の定義
ミカエリス・メンテン式における反応速度 v は、生成物 P の生成速度を意味する。
v = d[P] / dt
したがって、選択肢1は正しい。
● ポイント2:定常状態仮定(steady-state assumption)
ミカエリス・メンテン式は、ES 複合体の濃度が時間的に変化しないという 定常状態仮定(d[ES]/dt = 0) を置いて導かれる。
よって、選択肢2も正しい。
● ポイント3:誤りの選択肢の理由
3:誤り。
[S] = 2Km のとき、ミカエリス・メンテン式より
v = Vmax × [S] / (Km + [S]) = Vmax × 2Km / (Km + 2Km) = 2/3 Vmax
1/4 ではない。
4:誤り。
Km は酵素と基質の結合・解離に関わる定数であり、温度に依存する。
5:誤り。
Km が小さいほど ES が解離しにくく、酵素と基質の親和性は高い。
■ ポイント整理
- v = d[P]/dt で表される(生成物の生成速度)
- ミカエリス・メンテン式は定常状態仮定から導かれる
- [S] = 2Km のとき v = 2/3 Vmax
- Km は温度依存性を持つ
- Km が小さいほど酵素と基質の親和性は高い
■ 関連知識
- ミカエリス・メンテン式:v = Vmax[S] / (Km + [S])
- Km は ES の解離定数に関連する
- 酵素反応速度論の基本:初速度法・定常状態仮定
