


解答・解説を見る
■ 正解
2
■ 問題の本質(アルドラーゼ反応で生じる「もう一方の 3炭糖リン酸」を見抜く)
D-フルクトース1,6-ビスリン酸は、アルドラーゼにより 3炭糖リン酸 2分子に分かれる。
- 代謝物B:グリセルアルデヒド3-リン酸(GAP)
- 代謝物A:ジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP)
問110は、このうち代謝物A(=DHAP)の構造を 1〜5 から選ばせる問題。
■ 代謝物A(DHAP)の構造のポイント
ジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP)は、
- 3炭糖
- 中央にケトン(C=O)をもつ(ジヒドロキシアセトン骨格)
- 末端の –CH₂OH にリン酸(–OPO₃²⁻)が結合
- アルデヒド(–CHO)は持たない
構造式イメージ:
HO–CH₂–CO–CH₂–OPO₃²⁻
■ 各選択肢の検討
● 1・4・5: いずれもアルデヒド(–CHO)を含む構造であり、 これはグリセルアルデヒド型(GAP)に対応するタイプ。 代謝物Aは DHAP(ケトン型)なので不適。
● 3: –CHOH–CHOH–CH₂OPO₃²⁻ 型で、 これはグリセルアルデヒド3-リン酸(GAP)に相当する構造。 代謝物B側の候補であり、Aではない。
● 2: –HO–CH₂–CO–CH₂–OPO₃²⁻ 型のケトン+リン酸構造で、 3炭糖リン酸のうち「ジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP)」に対応する。
→ 代謝物Aとして正しいのは 2。
■ まとめ
- アルドラーゼ反応:フルクトース1,6-ビスリン酸 → DHAP(A)+GAP(B)。
- A はケトン型 3炭糖リン酸(DHAP)、B はアルデヒド型 3炭糖リン酸(GAP)。
- ケトン+リン酸構造をもつ 3炭糖リン酸に該当するのは選択肢2。
→ 正解は 2
