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■ 正解
1、5
■ この症例で使用される可能性のある薬物
問154の症例はレビー小体型認知症であり、
・パーキンソン症状
・REM睡眠行動異常
がみられる。
よって、これらを改善する薬物が適応となる。
■ 各選択肢の検証
1 ブロモクリプチンは、線条体のD₂受容体を刺激し、間接路のGABA神経を抑制する(正)
ブロモクリプチンはD₂受容体作動薬であり、
間接路の過剰抑制を解除して運動症状を改善する。
パーキンソン症状を示す本症例に適応。
→ 正しい。
2 ゾニサミドは、AMPA受容体を刺激してドパミン神経を亢進させる(誤)
ゾニサミドは、T型Caチャネル阻害やドパミン代謝酵素阻害により作用するが、
AMPA受容体刺激作用はない。
→ 誤り。
3 カルビドパは、ドパミンβ-ヒドロキシラーゼを阻害してレボドパ移行を高める(誤)
カルビドパは末梢のドパ脱炭酸酵素阻害薬であり、
レボドパの脳内移行を増やす。
阻害する酵素はドパ脱炭酸酵素であり、ドパミンβ-ヒドロキシラーゼではない。
→ 誤り。
4 ドネペジルは、AChE阻害によりアミロイドβの分解を促進する(誤)
ドネペジルはAChE阻害薬であり、アミロイドβの分解促進作用はない。
→ 誤り。
5 クロナゼパムは、GABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に作用し、Cl⁻流入を促進する(正)
クロナゼパムはベンゾジアゼピン系であり、GABA作用を増強する。
REM睡眠行動異常の治療に用いられるため、本症例に適応。
→ 正しい。
■ まとめ
・ブロモクリプチン → パーキンソン症状改善 → 1 正
・クロナゼパム → REM睡眠行動異常に有効 → 5 正
→ 正解は 1 と 5
