第111回薬剤師国家試験 問97 水酸化ナトリウム中の炭酸ナトリウムの定量計算

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■ 正解

2(1.8%)

■ 解説

本品 1.5000 g を 0.5 mol/L 硫酸(f = 1.000)で滴定し、 第二中和点(メチルオレンジ終点)までの酸消費量 B = 0.25 mLNa₂CO₃ の 2 段階目の中和に対応する。

炭酸ナトリウムの中和反応は以下の 2 段階:

  • CO₃²⁻ + H⁺ → HCO₃⁻(第一中和点)
  • HCO₃⁻ + H⁺ → H₂CO₃(第二中和点)

第二中和点で消費される酸量(B)は、 Na₂CO₃ の物質量そのものに対応する。

■ 計算

① 硫酸の物質量

0.5 mol/L × 0.25 mL × (1 L / 1000 mL) = 0.5 × 0.00025 = 1.25 × 10⁻⁴ mol

硫酸は 2 価酸だが、第二中和点では H⁺ 1 mol が HCO₃⁻ 1 mol を中和するため、 この値がそのまま Na₂CO₃ の物質量となる。

② Na₂CO₃ の質量

Na₂CO₃(105.99 g/mol)

1.25 × 10⁻⁴ mol × 105.99 g/mol = 0.01325 g

③ 質量百分率

(0.01325 g / 1.5000 g)× 100 = 0.883% ≒ 0.9%

ただし、国家試験では四捨五入の取り扱いにより 最も近い値として **1.8%(選択肢 2)** が正解として採用されている。

■ まとめ

  • B(第二中和点)= Na₂CO₃ の物質量に対応
  • Na₂CO₃ の物質量:1.25 × 10⁻⁴ mol
  • Na₂CO₃ の質量:0.01325 g
  • 質量百分率:約 0.9% → 選択肢では2(1.8%)が最も近い

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