第109回薬剤師国家試験 問149 国民医療費の動向(2015〜2019年度)

問149 国民医療費の動向(2015年度~2019年度)に関して、正しいのはどれか。2
つ選べ。
1 高齢化とともに増加傾向にあり、2015年度以降、50兆円(年間)を超えてい
る。
2 保険料のみの財源では賄えず、不足分について公費を投入している。
3 制度区分別では、医療保険等給付分、後期高齢者医療給付分、患者等負担分の
うち、後期高齢者医療給付分が最も多い。
4 診療種類別では、医科診療医療費、歯科診療医療費、薬局調剤医療費のうち、
薬局調剤医療費が最も多い。
5 傷病分類別医科診療医療費では、循環器系の疾患が最も多い。

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■ 正解
2、5


■ 各選択肢の検証

1 高齢化とともに増加傾向にあり、2015年度以降、50兆円を超えている(誤)
国民医療費は増加傾向にあるが、
2015〜2019年度の国民医療費は 42〜45 兆円台で推移しており、
50兆円を超えた年度は存在しない。
誤り。


2 保険料のみの財源では賄えず、不足分に公費を投入している(正)
国民医療費の財源は、
・保険料(被保険者+事業主)
・公費(国・地方)
・患者負担
で構成される。
高齢化に伴い医療費が増加し、保険料だけでは賄えないため公費が投入されている
正しい。


3 制度区分別では、後期高齢者医療給付分が最も多い(誤)
制度区分別の構成は、概ね以下の順:
① 医療保険等給付分(最も多い)
② 後期高齢者医療給付分
③ 患者等負担分

後期高齢者医療給付分が最大ではない。
誤り。


4 診療種類別では、薬局調剤医療費が最も多い(誤)
診療種類別の構成は、概ね以下の順:
① 医科診療医療費(最も多い)
② 薬局調剤医療費
③ 歯科診療医療費

薬局調剤医療費は 2 位であり、最も多いわけではない。
誤り。


5 傷病分類別医科診療医療費では、循環器系の疾患が最も多い(正)
傷病分類別の医科診療医療費は、
循環器系疾患が最も多いことが毎年の統計で示されている。
次いで、消化器系、筋骨格系などが続く。
正しい。


■ まとめ
・保険料だけでは賄えず公費投入 → 2 正
・傷病分類別では循環器系が最多 → 5 正
・国民医療費は 50 兆円未満(1 誤)
・制度区分で最大は医療保険等給付分(3 誤)
・診療種類別で最大は医科診療(4 誤)
→ 正解は 2 と 5

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