第111回薬剤師国家試験 問78 薬価改定の基礎資料となる市場実勢価格の調査対象

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■ 正解

3(C:卸売販売業者 → 保険薬局の取引)

■ 解説

薬価改定は、実際の市場での取引価格(市場実勢価格)を基に行われる。 この市場実勢価格は、卸売販売業者が医療機関・薬局に販売する価格を指す。

したがって、調査対象となる主たる取引は 卸売販売業者 → 保険薬局(または医療機関) の取引である。

図中ではこれがCに該当する。

■ なぜ C が調査対象なのか

  • 薬価は「薬局・病院が実際に薬を仕入れる価格」を基準に決める
  • そのため、卸売販売業者が薬局・医療機関に販売する価格が最も重要
  • 製造業者間の取引(A・B)は薬価形成に直接関係しない
  • 患者への販売(E)は薬価ではなく調剤報酬の領域

■ 各選択肢の検討

● 1:A(製造業者 → 製造販売業者)(誤)

製造段階の取引であり、薬価の基礎資料にはならない。

● 2:B(製造販売業者 → 卸売販売業者)(誤)

卸への出荷価格であり、市場実勢価格とは異なる。

● 3:C(卸売販売業者 → 保険薬局)(正)

薬価改定の基礎資料となる市場実勢価格の中心。

● 4:D(製造販売業者 → 保険薬局)(誤)

通常このような直接取引は行われず、薬価調査の対象外。

● 5:E(保険薬局 → 患者)(誤)

患者への販売価格は薬価調査の対象ではない。

■ まとめ

  • 薬価改定は市場実勢価格(卸 → 医療機関・薬局)を基に行われる。
  • 図中の該当取引はC
  • したがって正解は選択肢 3

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