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■ 正解
6(化合物A:トルエン、化合物B:マンガン及びその化合物、化合物C:キシレン)
■ 各記述ア〜オの検証
● オ 「化合物Cは、3種類の異性体の混合物である」
3種の異性体(o-、m-、p-)の混合物として工業的に扱われる代表例はキシレンである。
→ C=キシレンと特定できる。
● エ 「化合物Bへの曝露により、パーキンソン病様の症状が現れることがある」
マンガン及びその化合物への慢性曝露では、錐体外路障害を主体とする
パーキンソン病様症状(マンガニズム)が生じることが知られている。
→ B=マンガン及びその化合物と判断できる。
● イ 「化合物A及びCは酸化的代謝を受け、代謝物がグリシン抱合され尿中排泄される」
・トルエン:ベンジルアルコール → 安息香酸 → ヒッ酸(ベンゾイルグリシン)
・キシレン:メチル安息香酸 → メチルヒッ酸
いずれも芳香族カルボン酸 → グリシン抱合体として尿中排泄される。
ベンゼンは主にフェノール等となり、グリシン抱合は主体ではない。
→ Cはすでにキシレンと特定されているので、Aはトルエンが妥当である。
● ウ 「化合物A及びCには、室内濃度指針値が定められている」
室内空気中化学物質の指針値は、トルエン・キシレンなどの揮発性有機化合物に設定されている。
→ A=トルエン、C=キシレンと矛盾しない。
● ア 「化合物A及びCの届出排出量のほぼ全量が大気への排出、化合物Bの届出移動量のほぼ全量が事業所外への廃棄物としての移動」
・トルエン・キシレン:揮発性有機溶剤であり、PRTRにおいて大気への排出が主体となる。
・マンガン化合物:金属であり、PRTRでは廃棄物として事業所外移動が主体となる。
→ A=トルエン、B=マンガン化合物、C=キシレンの組合せと整合する。
■ 結論
以上より、
- 化合物A:トルエン
- 化合物B:マンガン及びその化合物
- 化合物C:キシレン
に対応するのは、
→ 選択肢 6
