
解答・解説を見る
■ 正解
3(Cp ≒ C原尿 < C尿)
■ 解説
イヌリンは腎機能評価に用いられる指標で、以下の特徴をもつ:
- 糸球体で自由にろ過される
- 尿細管で再吸収されない
- 尿細管で分泌されない
このため、糸球体でろ過された直後の原尿中イヌリン濃度(C原尿)は、 血漿中濃度(Cp)とほぼ等しい(Cp ≒ C原尿)。
その後、尿細管で水が再吸収されるため、 イヌリンは濃縮され、尿中濃度(C尿)が最も高くなる。
■ 濃度関係のまとめ
Cp ≒ C原尿 < C尿
これは「イヌリンは水だけが再吸収されるため濃縮される」という 腎クリアランスの基本原理を反映している。
■ 各選択肢の検討
● 1:Cp ≒ C原尿 ≒ C尿(誤)
尿中では水再吸収により濃縮されるため、C尿は最も高くなる。
● 2:Cp ≒ C原尿 > C尿(誤)
尿中濃度が低くなることはない。イヌリンは再吸収されない。
● 3:Cp ≒ C原尿 C尿(正)
原尿=血漿と同濃度、尿は濃縮され最も高い。
● 4:Cp > C原尿 > C尿(誤)
原尿濃度は血漿と等しいため Cp > C原尿 にはならない。
● 5:Cp C原尿 C尿(誤)
原尿濃度は血漿と等しいため Cp C原尿 にはならない。
■ まとめ
- イヌリンは「ろ過のみ」で再吸収・分泌されない。
- 原尿濃度は血漿濃度とほぼ等しい。
- 水再吸収により尿中濃度が最も高くなる。
- したがって正解は選択肢 3。
