第111回薬剤師国家試験 問8 二重結合の E/Z 配置(CIP 順位則)

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■ 正解

3

■ 解説

二重結合の立体配置(E/Z)は、CIP(カーン・インゴルド・プレローグ)順位則に基づき決定する。 二重結合の各炭素に結合している 2 つの置換基のうち、原子番号が大きい方が優先順位 1 位となる。

そして、二重結合を挟んで優先順位 1 位同士が反対側にある → E 配置同じ側にある → Z 配置となる。

■ 選択肢 3 の判定

選択肢 3 の二重結合には、以下の置換基がついている:

  • 左側:Cl(塩素) と H(または炭素)
  • 右側:F(フッ素) と CH3

CIP 順位則では、原子番号が大きいほど優先。 原子番号は Cl(17)> F(9)> C(6)> H(1)。

よって、

  • 左側の 1 位:Cl
  • 右側の 1 位:F

このCl と F が二重結合を挟んで反対側に位置しているため、 E 配置となる。

■ 各選択肢の検討

● 1(誤)

CH3 と CH2CH3 の比較では CH2CH3 が優先。 しかし 1 位同士が同じ側にあり Z 配置。

● 2(誤)

芳香環(Ph)と O の比較では O が優先。 1 位同士が同じ側 → Z 配置。

● 3(正)

Cl(左)と F(右)が 1 位で、反対側にある → E 配置

● 4(誤)

両側とも CO2CH3 が優先。 1 位同士が同じ側 → Z 配置。

● 5(誤)

Ph と OH の比較では O が優先。 1 位同士が同じ側 → Z 配置。

■ まとめ

  • E/Z は CIP 順位則で決まる。
  • 優先順位 1 位同士が反対側 → E。
  • 選択肢 3 は Cl と F が反対側 → E 配置

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