第109回薬剤師国家試験 問165 スピロノラクトン

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■ 正解
2、5


■ 症例背景
副腎腫瘍+高血圧 → 原発性アルドステロン症が疑われる。
治療薬としてアルドステロン受容体拮抗薬スピロノラクトンが使用される。


■ 各選択肢の検証

1 ENaC発現を増加させる(誤)
ENaC発現を増加させるのはアルドステロン。
スピロノラクトンはその作用を阻害する。
→ 誤り。


2 アルドステロン誘導タンパク質の生合成を抑制する(正)
スピロノラクトンは受容体を遮断し、
・ENaC
・Na⁺,K⁺-ATPase
などのアルドステロン誘導タンパク質の発現を抑制する。
→ 正しい。


3 Na⁺,K⁺-ATPase発現を増加させる(誤)
これもアルドステロンの作用。
スピロノラクトンは阻害する側。
→ 誤り。


4 K⁺分泌を促進する(誤)
アルドステロンはK⁺分泌↑だが、
スピロノラクトンはその作用を抑制するため高K血症のリスクがある。
→ 誤り。


5 抗アンドロゲン作用を示す(正)
スピロノラクトンはアンドロゲン受容体遮断作用を持つ。
副作用として男性の女性化乳房などが知られる。
→ 正しい。


■ まとめ
・アルドステロン誘導タンパク質抑制 → 2 正
・抗アンドロゲン作用 → 5 正
→ 正解は 2 と 5

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