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■ 正解
1、5
■ 症例の背景(問165と共通)
・50歳女性
・高血圧が持続(155/95 mmHg)
・腹部CTで左副腎腫瘍を認める
・コルチゾール・カテコールアミン上昇なし
→ 原発性アルドステロン症(副腎腺腫によるアルドステロン過剰)が最も疑われる。
■ 各選択肢の検証
1 カリウム低値(正)
アルドステロン過剰 → Na再吸収↑、K排泄↑
そのため低カリウム血症(低K)が典型的。
→ 正しい。
2 カルシウム高値(誤)
アルドステロン症と高Ca血症は無関係。
高Ca血症は副甲状腺機能亢進症などでみられる。
→ 誤り。
3 LDLコレステロール高値(誤)
アルドステロン症で LDL が特異的に上昇することはない。
→ 誤り。
4 遊離チロキシン(FT4)高値(誤)
FT4高値は甲状腺機能亢進症でみられる所見。
本症例とは無関係。
→ 誤り。
5 レニン活性低値(正)
アルドステロン過剰 → Na保持 → 血圧上昇
→ 腎血流が相対的に減少 → レニン分泌が抑制
そのためレニン活性は低値となる。
→ 正しい。
■ まとめ
・アルドステロン過剰 → K排泄↑ → 低K(1)正
・アルドステロン過剰 → レニン抑制 → レニン活性低値(5)正
・Ca、LDL、FT4 は本症例と無関係 → 2・3・4 誤
→ 正解は 1 と 5
