
解答・解説を見る
■ 正解
1、4
■ 各選択肢の検証
● 1 遺伝性血友病はX連鎖潜性遺伝で、男性に発症しやすい(正)
血友病A(第VIII因子欠損)、血友病B(第IX因子欠損)はX連鎖劣性遺伝。
男性は X 染色体を 1 本しか持たないため、変異があれば発症する。
→ 記述どおりで正しい。
● 2 HIVは0.22 μmフィルターで除去できる(誤)
HIVの粒子径は約 100 nm(0.1 μm)。
0.22 μm フィルターは細菌除去用であり、ウイルスは通過する。
→ 除去できないため誤り。
● 3 血液製剤に混入したHIVはCD8陽性T細胞に感染する(誤)
HIVが感染するのは、
CD4陽性T細胞、マクロファージ、樹状細胞など。
CD8陽性T細胞には感染しない。
→ 誤り。
● 4 HIVはレトロウイルスで、プロウイルス化により長期間潜伏できる(正)
HIVは逆転写酵素を持つレトロウイルス。
感染後、ウイルスRNA → DNA に逆転写され、宿主ゲノムにプロウイルスとして組み込まれる。
これにより、長期間潜伏感染が可能となる。
→ 正しい。
● 5 HIV感染で花びら状核の腫瘍化T細胞がみられる(誤)
花びら状(クローバー状)核を持つ腫瘍化T細胞は、
HTLV-1 による成人T細胞白血病(ATL)の特徴。
HIV感染では見られない。
→ 誤り。
■ まとめ
- 血友病はX連鎖劣性 → 男性に発症しやすい → 1 正
- HIVは0.22 μmフィルターを通過 → 2 誤
- HIVはCD4陽性細胞に感染 → 3 誤
- レトロウイルスでプロウイルス化 → 長期潜伏 → 4 正
- 花びら状核はATL(HTLV-1) → 5 誤
→ 正解は 1 と 4
