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■ 正解
1、5
■ 症例のポイント
・2歳8か月女児 ・鉛を含む金属アクセサリーを舐める癖 ・血中鉛濃度 75 μg/dL(明らかな高値) ・尿中δ-ALA上昇、赤血球プロトポルフィリン上昇 → 鉛中毒の典型所見
→ 明確な鉛中毒(lead poisoning)であり、キレート療法が必要。
● 1:EDTAカルシウムニナトリウム(CaNa₂EDTA)【正】
鉛中毒の第一選択のキレート剤。
・血中鉛と強く結合し、尿中排泄を促進 ・特に中等度〜重度の鉛中毒で使用
本症例の血中鉛 75 μg/dL は治療適応に十分該当。
● 5:ジメルカプロール(BAL)【正】
重度鉛中毒で、CaNa₂EDTA と併用されることが多い。
・脂溶性キレート剤 ・脳症を伴う鉛中毒で特に重要
本症例は小児であり、血中鉛濃度も高いため、BAL 併用が適切な選択肢となる。
● 2:ホメピゾール(誤)
エチレングリコール・メタノール中毒の解毒薬。
鉛とは無関係。
● 3:メチレンブルー(誤)
メトヘモグロビン血症の治療薬。
鉛中毒には無効。
● 4:亜硝酸アミル(誤)
シアン化物中毒の治療薬。
鉛中毒とは適応が異なる。
■ まとめ
・鉛中毒の第一選択はCaNa₂EDTA
・重症例ではBAL(ジメルカプロール)併用
→ 正解は1 と 5
