第110回薬剤師国家試験 問252 帯状疱疹患者への適切な服薬指導

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■ 正解

2、3


■ 症例のポイント

・28歳女性、ストレス・免疫低下 → 帯状疱疹を発症 ・処方:バラシクロビル(抗ウイルス薬)、アセトアミノフェン(鎮痛) ・腎排泄型の薬剤であるバラシクロビルの副作用に注意


● 1 「出勤停止となる」 → 誤

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化であり、 空気感染はしない(水痘とは異なる)。

・発疹部を覆えば通常は出勤可能 ・ただし水痘未罹患の妊婦や免疫不全者には注意

→ 一律に「出勤停止」とする説明は誤り。


● 2 「むくみ・尿量減少があればすぐ知らせる」 → 正

バラシクロビルは腎排泄であり、 腎機能低下時には血中濃度上昇 → 腎障害・神経毒性のリスクがある。

むくみ・尿量減少は腎障害の初期症状として重要。

→ 適切な指導。


● 3 「帯状疱疹は再発する可能性がある」 → 正

帯状疱疹はVZVの再活性化であり、 一度発症しても再発することがある

特に:

  • ストレス
  • 疲労
  • 免疫低下

が続くと再発リスクが上昇。

→ 患者教育として適切。


● 4 「水分摂取を控える」 → 誤

バラシクロビルは腎排泄であり、 水分摂取はむしろ必要(腎障害予防)。

→ 逆の説明であり不適切。


● 5 「痛みが強い時は患部を冷やす」 → 誤

帯状疱疹の痛みは神経痛であり、 冷却は痛みを悪化させることがある。

一般的には:

  • 患部を清潔に保つ
  • 衣類の擦れを避ける
  • 必要に応じて鎮痛薬

が推奨される。

→ 冷却は適切な助言ではない。


■ まとめ

  • 腎障害の兆候(むくみ・尿量減少)に注意 → 2 正
  • 帯状疱疹は再発しうる → 3 正
  • 出勤停止は必須ではない → 1 誤
  • 水分は控えず、むしろ摂取 → 4 誤
  • 冷却は痛み悪化の可能性 → 5 誤

→ 正解は2 と 3

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