
解答・解説
■ 正解
4 4-メチルウンベリフェリル-β-D-グルクロニド(MUG)
■ 解説
● MUGは大腸菌を特異的に検出できる基質
MUG(4-メチルウンベリフェリル-β-D-グルクロニド)は
大腸菌に特異的に存在する β-グルクロニダーゼ により加水分解される。
加水分解により
→ 4-メチルウンベリフェロン(青色蛍光物質)
が生成し、紫外線照射で蛍光を発するため、大腸菌を選択的に検出できる。
水道水質基準でも、大腸菌検査に用いられる重要な基質である。
■ 選択肢ごとの解説
1 ONPG(o-ニトロフェニル-β-D-ガラクトピラノシド):誤り
β-ガラクトシダーゼで発色するため 大腸菌群 の検出は可能だが、
大腸菌「特異的」ではない。
2 X-Gal(5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-ガラクトピラノシド):誤り
β-ガラクトシダーゼで青色に発色。
これも大腸菌群の検出であり、大腸菌特異的ではない。
3 プルナシン:誤り
アミグダリンの分解産物で毒性を持つ。大腸菌検出とは無関係。
4 MUG:正しい
β-グルクロニダーゼにより蛍光物質を生成し、
大腸菌を特異的に検出 できる。
5 サイカシン:誤り
ソテツに含まれる発がん性物質。大腸菌検出とは無関係。
■ ポイント整理
- 大腸菌特異的酵素= β-グルクロニダーゼ
- MUG → 加水分解 → 青色蛍光(4-メチルウンベリフェロン)
- ONPG・X-Galは大腸菌群の検出であり、特異性はない
- 水道水質基準で大腸菌検出に使用されるのは MUG
■ 関連知識
β-グルクロニダーゼは他の腸内細菌にはほとんど存在しない
大腸菌は水質汚染の指標菌として重要
MUG法は迅速・高感度で、食品衛生でも利用される
