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■ 正解
1、5
■ 症例の要点整理
68歳男性、処方変更:
- バルサルタン 40 → 80 mg に増量
- ビソプロロール 2.5 mg 継続
基礎疾患:
- 高血圧症
- 慢性心不全
薬局では「15日後に電話フォローアップ」を計画。
→ 血圧以外に、心不全悪化徴候とβ遮断薬の副作用を優先して確認する必要がある。
● 1 動悸やふらつき(正)
ビソプロロール(β1遮断薬)の副作用として:
- 徐脈
- めまい・ふらつき
- 過度の血圧低下
が起こりうる。
また、動悸は不整脈や心不全悪化のサインにもなる。
→ フォローアップで最優先で確認すべき症状。
● 2 歯ぐきからの出血(誤)
ARB(バルサルタン)・β遮断薬(ビソプロロール)ともに、 歯肉出血を起こす薬剤ではない。
→ 優先度は低い。
● 3 まぶしさ(誤)
光過敏や視覚異常は、 ARB・β遮断薬の典型的副作用ではない。
→ 優先度は低い。
● 4 口内炎(誤)
口内炎は ACE阻害薬や MTX などで問題となるが、 本症例の薬剤では関連性が低い。
→ 優先度は低い。
● 5 体重の急な増加(正)
慢性心不全の悪化徴候として最も重要なのが:
- 急激な体重増加(浮腫・水分貯留)
- 息切れ・起座呼吸
- 下腿浮腫
特に体重増加は、 心不全悪化の早期サインとして必ず確認すべき。
→ フォローアップでの優先確認項目。
■ まとめ
- β遮断薬の副作用 → 動悸・ふらつき(1 正)
- 心不全悪化のサイン → 体重増加(5 正)
- 歯肉出血・まぶしさ・口内炎は関連性が低い(2〜4 誤)
→ 正解は1 と 5