第110回薬剤師国家試験 問312 高血圧・慢性心不全患者のフォローアップで優先確認すべき症状

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■ 正解

1、5


■ 症例の要点整理

68歳男性、処方変更:

  • バルサルタン 40 → 80 mg に増量
  • ビソプロロール 2.5 mg 継続

基礎疾患:

  • 高血圧症
  • 慢性心不全

薬局では「15日後に電話フォローアップ」を計画。

→ 血圧以外に、心不全悪化徴候β遮断薬の副作用を優先して確認する必要がある。


● 1 動悸やふらつき(正)

ビソプロロール(β1遮断薬)の副作用として:

  • 徐脈
  • めまい・ふらつき
  • 過度の血圧低下

が起こりうる。

また、動悸は不整脈や心不全悪化のサインにもなる。

→ フォローアップで最優先で確認すべき症状


● 2 歯ぐきからの出血(誤)

ARB(バルサルタン)・β遮断薬(ビソプロロール)ともに、 歯肉出血を起こす薬剤ではない。

→ 優先度は低い。


● 3 まぶしさ(誤)

光過敏や視覚異常は、 ARB・β遮断薬の典型的副作用ではない。

→ 優先度は低い。


● 4 口内炎(誤)

口内炎は ACE阻害薬や MTX などで問題となるが、 本症例の薬剤では関連性が低い。

→ 優先度は低い。


● 5 体重の急な増加(正)

慢性心不全の悪化徴候として最も重要なのが:

  • 急激な体重増加(浮腫・水分貯留)
  • 息切れ・起座呼吸
  • 下腿浮腫

特に体重増加は、 心不全悪化の早期サインとして必ず確認すべき。

→ フォローアップでの優先確認項目。


■ まとめ

  • β遮断薬の副作用 → 動悸・ふらつき(1 正)
  • 心不全悪化のサイン → 体重増加(5 正)
  • 歯肉出血・まぶしさ・口内炎は関連性が低い(2〜4 誤)

→ 正解は1 と 5

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