

解答・解説を見る
■ 正解
4、5
■ 症例の要点(躁症状の悪化 × 新規薬剤追加)
27歳女性、双極性障害。 処方1:炭酸リチウム(維持療法) 処方2:オランザピン(今回から追加)
母親の訴え: 「夜眠らずに活動」「早口で話す」 → 躁症状の悪化 を示唆。
検査値:リチウム濃度 0.8 mEq/L(治療域内) → 中毒症状なし。
薬剤師は、母親へ指導した内容を SOAP 形式で記録する。
■ 各選択肢の正誤
● 1 S:血中リチウム濃度を継続確認すること(誤)
S(Subjective)は「患者・家族からの主観的情報」。
これは薬剤師の指導内容であり、主観情報ではない。
→ S ではないため誤。
● 2 O:母親から聞き取った躁症状の情報(誤)
「夜眠らずに活動」「早口で話す」は
主観情報(S) に分類される。
→ O(客観情報)ではないため誤。
● 3 O:次回来局時に副作用を確認すること(誤)
O(Objective)は「客観的事実」。
「確認すること」は計画(P)であり、客観情報ではない。
→ 誤。
● 4 A:検査値を確認し、処方2の服用開始が可能と判断(正)
A(Assessment)は薬剤師の評価・判断。
・肝機能正常 ・血糖・脂質も問題なし ・リチウム濃度も治療域内
→ オランザピン開始に問題なしと判断するのは A に該当。
→ 正しい。
● 5 P:体重増加リスクを踏まえ、食事・運動を指導(正)
P(Plan)は薬剤師の指導内容・今後の計画。
オランザピンは:
- 体重増加
- 血糖上昇
- 脂質異常
などの代謝系副作用が多い。
→ 食事・運動の指導は P に該当し、適切。
■ まとめ
- S:患者・家族の主観情報 → 選択肢2は誤
- O:客観情報 → 選択肢3は誤
- A:薬剤師の評価 → 選択肢4(正)
- P:指導内容・計画 → 選択肢5(正)
→ 正解は 4 と 5
