第110回薬剤師国家試験 問341 双極性障害患者の SOAP 記録(薬剤師の記載内容)

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■ 正解
4、5


■ 症例の要点(躁症状の悪化 × 新規薬剤追加)

27歳女性、双極性障害。 処方1:炭酸リチウム(維持療法) 処方2:オランザピン(今回から追加)

母親の訴え: 「夜眠らずに活動」「早口で話す」 → 躁症状の悪化 を示唆。

検査値:リチウム濃度 0.8 mEq/L(治療域内) → 中毒症状なし。

薬剤師は、母親へ指導した内容を SOAP 形式で記録する。


■ 各選択肢の正誤

● 1 S:血中リチウム濃度を継続確認すること(誤)
S(Subjective)は「患者・家族からの主観的情報」。 これは薬剤師の指導内容であり、主観情報ではない。

→ S ではないため誤。


● 2 O:母親から聞き取った躁症状の情報(誤)
「夜眠らずに活動」「早口で話す」は 主観情報(S) に分類される。

→ O(客観情報)ではないため誤。


● 3 O:次回来局時に副作用を確認すること(誤)
O(Objective)は「客観的事実」。 「確認すること」は計画(P)であり、客観情報ではない。

→ 誤。


● 4 A:検査値を確認し、処方2の服用開始が可能と判断(正)
A(Assessment)は薬剤師の評価・判断。

・肝機能正常 ・血糖・脂質も問題なし ・リチウム濃度も治療域内

→ オランザピン開始に問題なしと判断するのは A に該当。

→ 正しい。


● 5 P:体重増加リスクを踏まえ、食事・運動を指導(正)
P(Plan)は薬剤師の指導内容・今後の計画。

オランザピンは:

  • 体重増加
  • 血糖上昇
  • 脂質異常

などの代謝系副作用が多い。

→ 食事・運動の指導は P に該当し、適切。


■ まとめ

  • S:患者・家族の主観情報 → 選択肢2は誤
  • O:客観情報 → 選択肢3は誤
  • A:薬剤師の評価 → 選択肢4(正)
  • P:指導内容・計画 → 選択肢5(正)

正解は 4 と 5

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