第110回薬剤師国家試験 問168 ステロイドの作用強度

解答・解説を見る

■ 正解

1

■ 解説

● ステロイドの作用強度の基本

ステロイド性抗炎症薬は、構造修飾により 糖質コルチコイド作用(抗炎症作用)鉱質コルチコイド作用(Na保持作用)の強さが変化する。

特に、

9位のF(フッ素)置換16位のメチル基またはOH基

これらがあると鉱質コルチコイド作用がほぼ消失し、糖質作用が最大化される。

● 選択肢1の構造は「デキサメタゾン型」

選択肢1は、

・9位F置換 ・16位メチル基

を持つ典型的なデキサメタゾン型構造で、

糖質コルチコイド作用:最強クラス 鉱質コルチコイド作用:ほぼゼロ

したがって、設問の条件に最も合致する。

■ 他の選択肢が不正解となる理由(構造的特徴)

● 2〜5 の構造は、 ・9位Fがない ・16位の修飾が弱い ・鉱質コルチコイド作用が残る などの理由で、デキサメタゾンほどの「強力な糖質作用+弱い鉱質作用」にはならない。

特に、プレドニゾロン型・ベタメタゾン型などは糖質作用は強いが、 本問の「最も強い」には該当しない。

■ まとめ

・最強の糖質コルチコイド作用 ・最弱の鉱質コルチコイド作用 → デキサメタゾン型(9-F、16-メチル)

→ よって選択肢1が正解

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA