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■ 正解(誤っているもの)
3(メチルプレドニゾロン錠の中止を提案)
■ 背景:腎移植後10日目、免疫抑制3剤併用中
・タクロリムス(徐放性)
・ミコフェノール酸モフェチル(MMF)
・メチルプレドニゾロン
この時期は急性拒絶反応のリスクが最も高いため、免疫抑制薬の中止は極めて危険。
下痢はMMFの代表的副作用であり、頻度も高い。
● 1:口渇・尿量の変化を確認(正しい)
下痢が続くと脱水 → 腎血流低下 → 移植腎機能悪化につながる。
→ 水分状態・尿量の確認は必須。
● 2:MMFの血中濃度測定依頼を提案(正しい)
MMFは下痢の副作用が多く、血中濃度(MPA濃度)が高いと副作用が増える。
→ TDM(治療薬物モニタリング)を医師に提案するのは適切。
● 3:メチルプレドニゾロンの中止を提案(誤)
ステロイドは拒絶反応予防の重要な柱であり、移植後早期に中止するのは危険。
・拒絶反応の誘発
・免疫抑制の急激な低下
→ 下痢の原因でもなく、中止提案は絶対に不適切。
● 4:半夏瀉心湯の処方提案(正しい)
半夏瀉心湯は、薬剤性の下痢・腹部不快感に使用されることがある。
免疫抑制薬との重大な相互作用もない。
→ 症状緩和目的の提案として妥当。
● 5:便培養検査依頼を提案(正しい)
免疫抑制中の下痢では、
・感染性腸炎(細菌・ウイルス)
・C. difficile感染
などの可能性もある。
→ 感染症鑑別のため便培養を提案するのは適切。
■ まとめ
・下痢の原因 → MMFが最も疑わしい
・免疫抑制薬の中止提案は危険(3:誤)
・脱水確認、TDM、感染症鑑別、漢方提案は適切