第110回薬剤師国家試験 問181 ロータリー打錠機の打錠工程

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■ 正解

3(重量調節)

■ ロータリー打錠機の基本工程

ロータリー打錠機では、ターンテーブル上を臼と上下杵が回転しながら、次のような工程を順に行う:

1)ホッパーから臼への充填

2)下杵の高さ調節による重量調節

3)予備圧縮

4)本圧縮(圧縮成形)

5)錠剤の押し上げ・排出

図中の工程Aは「秤重レール」の位置に対応しており、 ここで下杵の位置を調整して、臼に入る粉体量=錠剤重量を調節している。


● 1:臼への充填(誤)

臼への充填は、ホッパーから粉体が流入し、フィーダーやスクレーパーで臼に送り込まれる工程。 これは「充填部」であり、秤重レールの位置とは異なる。


● 2:予備圧縮(誤)

予備圧縮は、本圧縮の前に軽く圧縮して、粉体中の空気を抜き、充填性・成形性を高める工程。 これは上杵が軽く押し込まれる位置で行われ、重量調節レールとは別の位置にある。


● 3:重量調節(正)

秤重レールにより下杵の上下位置を微調整し、臼の有効容積を変えることで、 臼に入る粉体量=錠剤重量を一定に保つ。

図中の工程Aは、この下杵高さの調整による重量調節部を示しているため、正解は3。


● 4:圧縮成形(誤)

圧縮成形(本圧縮)は、上杵と下杵で粉体を強く圧縮し、錠剤として成形する工程。 これは圧縮ロールの位置で行われ、秤重レールの位置とは異なる。


● 5:錠剤放出(誤)

錠剤放出は、下杵を押し上げて錠剤を臼から押し出し、スクレーパーなどで排出する工程。 図中では出口付近に位置し、工程Aとは別の場所。


■ まとめ

・工程Aは「秤重レール」の位置 → 下杵高さを調整 → 錠剤重量を一定にする工程

→ よって3:重量調節が正解となる。

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