第110回薬剤師国家試験 問213 メサラジン放出調節製剤の服薬指導

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■ 正解

2、4

■ 背景:処方2は「メサラジン錠(エチルセルロースコーティングの放出調節製剤)」

・潰瘍性大腸炎の寛解維持に使用される ・腸溶性・放出調節製剤のため粉砕不可 ・白色のコーティングが便中に残ることがある


● 1:粉砕して懸濁してよい(誤)

エチルセルロースでコーティングされた放出調節製剤は、

・粉砕すると放出速度が変わる ・大腸まで届かず効果が低下する

ため、粉砕禁止


● 2:便中に白いものが見られる可能性(正)

メサラジンの放出調節製剤は、

・有効成分は放出される

・コーティング部分(白色)が便中に残る

ことがある。

これは正常な現象であり、患者に説明しておくべき重要ポイント。


● 3:グレープフルーツジュースは避ける(誤)

メサラジンは CYP 代謝を受けず、 グレープフルーツとの相互作用はない


● 4:症状が改善しても継続が必要(正)

潰瘍性大腸炎は寛解維持療法が極めて重要

症状が落ち着いても服薬を中断すると、 再燃(flare)しやすい

→ 継続服用の重要性を説明するのは適切。


● 5:大腸がん検査を避ける(誤)

むしろ潰瘍性大腸炎患者は、 大腸がんリスクが上昇するため、 定期的な内視鏡検査が推奨される。

避ける理由はない。


■ まとめ

・放出調節製剤 → 粉砕不可(1は誤)

・白い残渣が便に出るのは正常(2:正)

・寛解維持のため継続服用が必須(4:正)

・GFJ相互作用なし、検査はむしろ必要

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