
1 単純拡散
2 促進拡散
3 一次性能動輸送
4 二次性能動輸送
5 膜動輸送
解答・解説
■ 正解
5 膜動輸送
■ 解説
● 高分子医薬品の取り込みは「膜動輸送(エンドサイトーシス)」
細胞膜が陥入・変形し、物質を包み込んで取り込む輸送機構を
膜動輸送(エンドサイトーシス) と呼ぶ。
これは
- 高分子
- タンパク質
- 抗体医薬
- ナノ粒子製剤
など 大きな分子 を取り込む際に使われる仕組み。
細胞膜の形態変化を伴う点が特徴で、
他の輸送機構(拡散・能動輸送)とは明確に異なる。
■ 選択肢ごとの解説
1 単純拡散:誤り
脂溶性の小分子が濃度勾配に従って通過するだけ。膜の形態変化はない。
2 促進拡散:誤り
キャリアやチャネルを利用するが、膜の形態変化は伴わない。
3 一次性能動輸送:誤り
ATP を直接利用して輸送(例:Na⁺/K⁺-ATPase)。高分子は運べない。
4 二次性能動輸送:誤り
濃度勾配を利用した共輸送・対向輸送。これも高分子は運べない。
5 膜動輸送:正しい
細胞膜が陥入し、物質を包み込んで取り込む(エンドサイトーシス)。
高分子医薬品の取り込みに適した機構。
■ ポイント整理
- 高分子医薬品 → 膜動輸送(エンドサイトーシス)
- 細胞膜の形態変化が起こる
- 拡散・能動輸送では高分子は通れない
- エンドサイトーシスにはピノサイトーシス・ファゴサイトーシスなどがある
■ 関連知識
エキソサイトーシスは逆に細胞外へ放出する仕組み
抗体医薬は Fc 受容体を介したエンドサイトーシスを利用
ナノ粒子製剤(リポソーム等)も膜動輸送で取り込まれる
