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■ 正解
3(次亜塩素酸ナトリウム × ポリ塩化アルミニウム → 塩素)
■ 背景:プール水処理で使われる薬剤
・消毒剤:次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)
・凝集剤:ポリ塩化アルミニウム(PAC)
これらは学校プールで最も一般的に使用される組合せ。
しかし、強塩基性の次亜塩素酸ナトリウムと酸性の凝集剤を混合すると、塩素ガスが発生する危険がある。
● 選択肢3が正しい理由
次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)は、酸性物質と接触すると:
2HCl + NaOCl → Cl₂(塩素ガス)+ NaCl + H₂O
ポリ塩化アルミニウム(PAC)は酸性の凝集剤であり、 混合すると上記の反応が進み、塩素ガス(Cl₂)が発生する。
塩素ガスは刺激性が強く、吸入すると咳嗽・呼吸困難を引き起こすため、 絶対に混合してはならない組合せとして衛生管理上の注意点に挙げられる。
■ 他の選択肢が不適切な理由
1:NaOCl × 重炭酸ナトリウム → ホルムアルデヒド(誤)
この組合せでホルムアルデヒドは発生しない。
2:NaOCl × チオ硫酸ナトリウム → 塩化水素(誤)
チオ硫酸ナトリウムは中和剤であり、塩素を還元して無害化する。
塩化水素は発生しない。
4:塩素化イソシアヌル酸 × 重炭酸ナトリウム → CO₂(誤)
二酸化炭素が問題となる反応ではない。
5:塩素化イソシアヌル酸 × チオ硫酸ナトリウム → H₂S(誤)
硫化水素は発生しない。
6:塩素化イソシアヌル酸 × PAC → クロロホルム(誤)
クロロホルム生成はこの組合せでは起こらない。
■ まとめ
・プールで一般的な組合せ:NaOCl(消毒)+ PAC(凝集)
・酸性物質と次亜塩素酸ナトリウムの混合 → 塩素ガス発生
→ よって選択肢3が正解。
