

解答・解説を見る
■ 正解
1、2
■ 症例のポイント
70歳女性、インスリン導入後に退院予定。 自己血糖測定で「血液が少ししか出ない」「測定できませんと表示される」ことに困っている。
→ SMBG の基本操作(穿刺前の準備・採血方法)が重要。
● 1 指に糖分がついていると測定結果に影響 → 手洗い(正)
SMBG の測定値は、
- 指先の汚れ(特に糖分)で大きく誤差が出る
- アルコール綿だけでは糖分は除去できない
→ 流水で手洗いが必須。
これは国家試験でも頻出の基本事項。
● 2 消毒後はよく乾かしてから穿刺(正)
アルコールが残っていると、
- 血液が薄まる
- 測定エラーが出る
- 痛みが強くなる
→ 完全に乾いてから穿刺するのが正しい。
● 3 指先を冷やすと血液が出やすい(誤)
冷やすと血管が収縮し、 むしろ血液が出にくくなる。
正しくは、
- 指先を軽く温める
- 手を下げて血流を集める
などが有効。
● 4 強く押して絞り出す(誤)
強く押すと、
- 組織液が混ざる
- 測定値が低く出る
- 皮膚損傷の原因
→ 軽く根元から押し上げる程度が正しい。
● 5 同じチップに追加吸引(誤)
SMBG のチップは、
- 1 回の採血で 1 回のみ使用
- 途中追加吸引は不可
→ 不正確な値になるため、 新しいチップで再測定が必要。
■ まとめ
- 手洗い(糖分除去) → 1 正
- 消毒後は完全に乾燥 → 2 正
- 冷やすのは逆効果 → 3 誤
- 強く絞るのはNG → 4 誤
- チップは1回限り → 5 誤
→ 正解は1 と 2
