第110回薬剤師国家試験 問306 自己血糖測定(SMBG)時の穿刺・採血指導

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■ 正解

1、2


■ 症例のポイント

70歳女性、インスリン導入後に退院予定。 自己血糖測定で「血液が少ししか出ない」「測定できませんと表示される」ことに困っている。

→ SMBG の基本操作(穿刺前の準備・採血方法)が重要。


● 1 指に糖分がついていると測定結果に影響 → 手洗い(正)

SMBG の測定値は、

  • 指先の汚れ(特に糖分)で大きく誤差が出る
  • アルコール綿だけでは糖分は除去できない

流水で手洗いが必須。

これは国家試験でも頻出の基本事項。


● 2 消毒後はよく乾かしてから穿刺(正)

アルコールが残っていると、

  • 血液が薄まる
  • 測定エラーが出る
  • 痛みが強くなる

完全に乾いてから穿刺するのが正しい。


● 3 指先を冷やすと血液が出やすい(誤)

冷やすと血管が収縮し、 むしろ血液が出にくくなる

正しくは、

  • 指先を軽く温める
  • 手を下げて血流を集める

などが有効。


● 4 強く押して絞り出す(誤)

強く押すと、

  • 組織液が混ざる
  • 測定値が低く出る
  • 皮膚損傷の原因

→ 軽く根元から押し上げる程度が正しい。


● 5 同じチップに追加吸引(誤)

SMBG のチップは、

  • 1 回の採血で 1 回のみ使用
  • 途中追加吸引は不可

→ 不正確な値になるため、 新しいチップで再測定が必要。


■ まとめ

  • 手洗い(糖分除去) → 1 正
  • 消毒後は完全に乾燥 → 2 正
  • 冷やすのは逆効果 → 3 誤
  • 強く絞るのはNG → 4 誤
  • チップは1回限り → 5 誤

→ 正解は1 と 2

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