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■ 正解
2、3
■ 症例のポイント
今回の処方変更:
- シタグリプチン → セマグルチド(経口GLP-1受容体作動薬) に変更
- その他:メトホルミン、グリメピリド、ダパグリフロジン、エナラプリルは継続
セマグルチドは用法・用量が非常に厳密であり、 誤った処方が出やすい薬剤。
● 1 セマグルチドの投与剤形(誤)
今回の処方は「セマグルチド錠 7 mg」。 経口剤形として問題なし。
→ 疑義照会の必要なし。
● 2 セマグルチド錠の服用タイミング(正)
経口セマグルチド(リベルサス)は、
・起床後すぐ ・空腹で ・水120 mL以下 ・服用後30分は飲食・他剤服用禁止
という非常に厳密な服用条件がある。
しかし処方では「朝食後」と記載されている。
→ 明らかに誤りであり、必ず疑義照会すべき。
● 3 セマグルチド錠の開始用量(正)
経口セマグルチドの開始用量は:
- 3 mg 1日1回を30日間
- その後 7 mg へ増量
- 必要に応じて 14 mg へ増量
今回の処方は初回から 7 mgとなっており、 明らかに添付文書と異なる。
→ 開始用量の誤りとして疑義照会が必要。
● 4 セマグルチドとグリメピリドの併用禁忌(誤)
併用禁忌ではない。
ただし低血糖リスクは上がるため、 用量調整や注意喚起は必要だが、疑義照会の対象ではない。
● 5 セマグルチドとダパグリフロジンの併用禁忌(誤)
併用禁忌ではない。
むしろ GLP-1RA と SGLT2 阻害薬の併用は ガイドラインでも推奨される組み合わせ。
■ まとめ
- セマグルチドは服用タイミングが厳密 → 朝食後は誤り(2 正)
- 開始用量は3 mg から → いきなり 7 mg は誤り(3 正)
- 剤形は問題なし(1 誤)
- 併用禁忌は存在しない(4・5 誤)
→ 正解は2 と 3
