第110回薬剤師国家試験 問291 腎機能低下時のC型肝炎治療薬選択

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■ 正解

2(グレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠)

■ 背景:処方3(レジパスビル/ソホスブビル)の問題点

ソホスブビルは腎排泄型であり、腎機能低下時には血中濃度が上昇しやすい。

本症例では、

・eGFR 40 → 29 mL/min/1.73m² に悪化
・尿タンパク(± → +)

→ 明らかな腎機能悪化が認められる。

そのため、ソホスブビル含有製剤は使用を避けるべき


■ 各選択肢の検討

● 1:ラミブジン(誤)

ラミブジンはB型肝炎治療薬であり、C型肝炎には無効。


● 2:グレカプレビル・ピブレンタスビル(正)

・ソホスブビルを含まない
・腎機能低下(eGFR低値)でも使用可能
・全ジェノタイプに対応

→ 腎機能悪化例で最も適切。


● 3:エンテカビル(誤)

これもB型肝炎治療薬。C型には使用しない。


● 4:テノホビルアラフェナミド(誤)

B型肝炎治療薬であり、C型肝炎には無効。


● 5:ソホスブビル・ベルパタスビル+リバビリン(誤)

ソホスブビルを含むため、腎機能低下例では不適切


■ まとめ

・本症例は eGFR 40 → 29 と腎機能悪化

・ソホスブビル含有製剤は避ける

・腎機能低下でも使用できる DAA → グレカプレビル/ピブレンタスビル(2)

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