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■ 正解
3(コレスチミド)
■ 症例の要点(FH × 妊娠可能性 × 脂質治療)
32歳女性、家族性高コレステロール血症(FH)。 現在の治療:エゼミチブ・アトルバスタチン配合錠 → LDL-C 80 mg/dL と良好に管理。
しかし本日の診察で:
- 「妊娠の可能性がある」と申告
→ スタチン(アトルバスタチン)は妊娠禁忌。 胎児のコレステロール合成を阻害するため、催奇形性リスクがある。
よって、スタチンは中止し、妊娠中でも使用可能な薬剤へ変更する必要がある。
■ 各選択肢の正誤
● 1 ロスバスタチン(誤)
スタチン系。
→ 妊娠禁忌。胎児の発育に必要なコレステロール合成を阻害する。
→ 選択不可。
● 2 プロブコール(誤)
妊娠中は禁忌ではないが推奨されない。
また、HDL-C を低下させるため、妊娠中の脂質管理として適切ではない。
→ 本症例では選ばない。
● 3 コレスチミド(正)
胆汁酸吸着薬(レジン)。
消化管内で作用し、全身循環に吸収されない。
→ 妊娠中でも安全性が高いとされ、 妊婦の脂質異常症治療で第一選択となる。
→ 本症例に最も適切。
● 4 ペマフィブラート(誤)
フィブラート系。
妊娠中の安全性が確立しておらず、原則使用しない。
→ 選択不可。
● 5 ロミタピド(誤)
ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質(MTP)阻害薬。
重症 FH に用いるが、催奇形性リスクがあり妊娠禁忌。
→ 選択不可。
■ まとめ
- 妊娠可能性 → スタチンは禁忌
- 妊娠中に使用可能な LDL-C 低下薬 → 胆汁酸吸着薬(コレスチミド)
- フィブラート・MTP阻害薬は妊娠中不可
→ 正解は 3(コレスチミド)
