第110回薬剤師国家試験 問212 サラゾスルファピリジンの還元代謝と活性成分

解答・解説を見る

■ 正解

5

■ 背景:処方1はサラゾスルファピリジン(SASP)

SASP は大腸に到達すると、腸内細菌のアゾ還元酵素によりアゾ結合(–N=N–)が切断され、

・5-アミノサリチル酸(5-ASA) ・スルファピリジン(SP)

の 2 つに分解される。

このうち、潰瘍性大腸炎に対して主たる抗炎症作用を示すのは 5-ASA


■ 5-ASA(5-アミノサリチル酸)の構造の特徴

・ベンゼン環にアミノ基(–NH₂) ・カルボキシ基(–COOH) ・ヒドロキシ基(–OH)

が置換した構造。

→ 選択肢の中で、これに一致するのは選択肢5


■ 他の選択肢が不適切な理由(概要)

・1〜4はいずれも 5-ASA の特徴である「アミノ基+カルボキシ基+ヒドロキシ基」を満たさない。

・特にスルファピリジン側の構造(ピリジン環+スルホンアミド)を示すものは、主たる活性成分ではない。


■ まとめ

・SASP は大腸でアゾ結合が還元 → 5-ASA が主たる活性成分

・5-ASA の構造を正しく示すのは選択肢5

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA