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■ 正解
3(特定のがん原遺伝子に変異が存在しないこと)
■ 背景:前問(問224)のコンパニオン診断
前問で参照された検査項目はRAS遺伝子(KRAS/NRAS)。
RAS はがん原遺伝子(proto-oncogene)であり、 ここに変異が入ると恒常的に活性化したがん遺伝子(oncogene)となる。
セツキシマブ(抗EGFR抗体)は、
RAS が野生型(=変異が存在しない)場合にのみ有効。
→ つまり、コンパニオン診断で確認されるのは 「RAS が変異していないこと」。
■ 選択肢3が正しい理由
選択肢3:
「特定のがん原遺伝子に変異が存在しないこと」
RAS はまさに「がん原遺伝子」。 ここに変異があると、EGFR を阻害しても下流シグナルが止まらず、 セツキシマブは無効となる。
→ よって、治療前にRAS が野生型であることを確認する。
■ 他の選択肢が不適切な理由
1: がん遺伝子そのものの存在を調べる検査ではない。
2: p53 や APC などのがん抑制遺伝子とは無関係。
4: UGT1A1 など薬物代謝酵素の多型とは別の話。
5: 白血病などで重要な染色体転座とは無関係。
■ まとめ
・セツキシマブはRAS 野生型でのみ有効
・RAS はがん原遺伝子
・確認するのは「変異が存在しないこと」 → 選択肢3
