第110回薬剤師国家試験 問226 HPVワクチンの基本特性

解答・解説を見る

■ 正解

2、3

■ 背景:HPVワクチン(16型・18型)

今回の成分表にある HPV ワクチンは、 ・L1タンパク質から作られたウイルス様粒子(VLP) ・アジュバントとして MPL(リポ多糖誘導体)+アルミニウム塩 を含む不活化ワクチン(サブユニットワクチン)

→ 生ワクチンではない。


● 1:弱毒生ワクチン(誤)

HPVワクチンは生ワクチンではなく、不活化(サブユニット)ワクチン

ウイルス様粒子(VLP)は遺伝子を持たず、感染性もない。


● 2:子宮頸がんを予防する(正)

HPV16型・18型は子宮頸がんの原因の約70%を占める。

ワクチンは感染予防 → 前がん病変の発生抑制 → 子宮頸がん予防に有効。


● 3:筋肉注射で接種する(正)

HPVワクチンは筋肉内注射(上腕三角筋)で接種する。

皮下注では免疫応答が弱く、局所反応も増えるため不適切。


● 4:接種は1回で完了(誤)

12歳の定期接種では2回または3回接種が必要。

1回では十分な免疫が得られない。


● 5:感染後でもがん予防効果がある(誤)

HPVワクチンは感染前の予防効果が中心。

すでに HPV16/18 に感染している場合、 ワクチンはがん化を防ぐ治療効果はない


■ まとめ

・HPVワクチンは不活化(VLP)+アジュバント

・子宮頸がん予防に有効(2)

・筋肉注射で接種(3)

・生ワクチンではなく、1回接種でもない

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA