


解答・解説を見る
■ 正解
3、5
■ 選択肢ごとの検討
1 乾球温度と気動が同じ場合には、湿球温度が高いほど熱中症のリスクは減少する。(誤)
湿球温度が高い=空気中の水分量が多く、汗が蒸発しにくい状態。 → 体温放散が妨げられ、熱中症リスクは増加する。 「減少する」としているため誤り。
2 WBGTの算出に用いる黒球温度は、紫外線の影響を最も強く受ける。(誤)
黒球温度は、日射・輻射熱・対流などを反映した指標。 紫外線そのものではなく、主に赤外線を含む放射熱の影響を受ける。 「紫外線の影響を最も強く受ける」という表現は不適切。
3 乾球温度が高い場合には、風があっても感覚温度が下がらないことがある。(正)
通常、風があると汗の蒸発が促進され、涼しく感じる。 しかし、気温が極めて高い場合には、 ・風によって「熱い空気」が体表に当たる ・体から空気への熱放散が十分に行えない などにより、風があっても暑さ感があまり軽減しないことがある。 → 熱中症対策として「風があれば安心」とは言えない、という注意喚起として適切。
4 体育館内の競技では、熱輻射の影響が無いので熱中症のリスクはない。(誤)
体育館内でも、
- 高温多湿
- 換気不良
- 床・壁・天井からの輻射熱
などにより、熱中症リスクは十分に存在する。 「リスクはない」と断定しているため明らかに誤り。
5 体が暑さに慣れていない時期は、熱中症のリスクが高まる。(正)
暑熱順化が不十分な時期(初夏・急に暑くなった日など)は、
- 発汗機能がまだ十分に適応していない
- 循環調節も未順化
ため、熱中症リスクが高い。 学校現場での指導として非常に重要なポイント。
■ まとめ
- 湿球温度が高いほど熱中症リスクは増加(1は誤り)
- 黒球温度は主に輻射熱の指標であり、紫外線そのものではない(2は誤り)
- 高温環境では、風があっても十分に涼しくならないことがある(3は正しい)
- 体育館でも熱中症リスクはある(4は誤り)
- 暑熱順化前はリスクが高い(5は正しい)
→ 正解は3 と 5
