第110回薬剤師国家試験 問251 JAK阻害薬の服薬指導

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■ 正解

3、5

■ 背景:本問で開始される薬剤は?

問250の流れから、この患者に新たに開始される内服薬はJAK阻害薬(例:トファシチニブ)が想定される。

JAK阻害薬は、潰瘍性大腸炎の難治例に用いられるが、特有の副作用があるため服薬指導が重要。


● 1:寛解維持期は隔日投与(誤)

JAK阻害薬は隔日投与ではない

通常は1日2回投与で、寛解維持期も継続して服用する。


● 2:腎機能障害が現れやすい(誤)

JAK阻害薬の主要な副作用ではない。

注意すべきは感染症・帯状疱疹・脂質異常など。


● 3:脂質検査値の異常が現れる可能性(正)

JAK阻害薬では、

・LDL上昇
・HDL上昇

など脂質異常が比較的よくみられる。

→ 定期的な脂質検査が必要。


● 4:眠気が起こりやすい(誤)

眠気はJAK阻害薬の代表的副作用ではない。


● 5:感染症を起こしやすい(正)

JAK阻害薬は免疫抑制作用を持つため、

・帯状疱疹
・上気道感染
・肺炎

などの感染症リスクが上昇する。

→ 発熱や皮疹が出た場合は早めの受診が必要。


■ まとめ

・JAK阻害薬では脂質異常(3)感染症リスク(5)が重要

・隔日投与ではない(1:誤)

・腎障害は主要副作用ではない(2:誤)

・眠気は代表的副作用ではない(4:誤)

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