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■ 正解
2、5
■ 処方薬の整理(処方1〜4)
- メトホルミン(処方1)
- グリメピリド(処方2)
- シタグリプチン(処方3 → 4で中止)
- ダパグリフロジン(処方3・4)
- エナラプリル(処方3・4)
- セマグルチド(処方4)
→ この中で作用機序として問われるのは、 DPP-4阻害薬(シタグリプチン) と メトホルミン。
● 1 GLP-1受容体刺激でインスリン・グルカゴン分泌促進(誤)
GLP-1受容体作動薬(例:セマグルチド)は、
- インスリン分泌:促進
- グルカゴン分泌:抑制
→ 「グルカゴン分泌を促進」は逆なので誤り。
● 2 DPP-4阻害 → インクレチン分解抑制(正)
シタグリプチン(処方3)は DPP-4阻害薬。
DPP-4阻害 → GLP-1・GIP の分解抑制 → インスリン分泌促進・グルカゴン抑制
→ 正しい。
● 3 ACE阻害 → Ang I 生成抑制(誤)
ACE阻害薬(エナラプリル)は、
Ang I → Ang II への変換を阻害する薬。
→ Ang I の「生成」を抑制するわけではない。
(生成はレニンによる)
● 4 ミトコンドリア複合体I阻害 → 血糖依存的インスリン分泌促進(誤)
複合体I阻害はメトホルミンの作用だが、 インスリン分泌を促進するわけではない。
主作用は:
- 肝糖新生抑制
- 末梢でのインスリン感受性改善
→ 記述が誤り。
● 5 AMPK活性化 → 肝糖新生抑制(正)
メトホルミンの主要作用の1つ。
- AMPK活性化 → 肝糖新生抑制
- 末梢での糖取り込み促進
→ 正しい。
■ まとめ
- DPP-4阻害薬(シタグリプチン) → インクレチン分解抑制(2 正)
- メトホルミン → AMPK活性化 → 肝糖新生抑制(5 正)
- GLP-1RA の作用を誤って記述(1 誤)
- ACE阻害薬の作用を誤記(3 誤)
- 複合体I阻害の効果を誤記(4 誤)
→ 正解は2 と 5
