

解答・解説を見る
■ 正解
1、5(アテノロール、ニフェジピン)
■ 背景:妊娠25週、血圧 154/112 mmHg → 妊娠高血圧腎症(疑い)
妊娠中の降圧薬選択では、胎児への安全性が最重要。
特に以下は禁忌:
- ACE阻害薬(エナラプリルなど)
- ARB(バルサルタンなど)
- ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(エサキセレノンなど)
→ 妊娠中は胎児腎障害・羊水過少など重大なリスクがある。
● 1:アテノロール(正)
β1選択的遮断薬で、妊娠中に使用可能。
ただし、胎児発育遅延の報告があるため、必要最小限の使用が原則。
妊娠高血圧の治療薬としては選択肢に入る。
● 2:エナラプリル(ACE阻害薬)(誤)
妊娠中は禁忌。
胎児腎障害、羊水過少、頭蓋骨形成不全など重篤な胎児毒性がある。
● 3:エサキセレノン(MRA)(誤)
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、妊娠中の安全性が確立していない。
→ 妊娠中は使用不可。
● 4:バルサルタン(ARB)(誤)
ACE阻害薬と同様、ARB も妊娠中は禁忌。
胎児腎障害・羊水過少などのリスクが高い。
● 5:ニフェジピン(正)
ジヒドロピリジン系 Ca拮抗薬で、妊娠中に広く使用される。
・妊娠高血圧腎症の第一選択薬の一つ
・胎児への安全性も比較的高い
→ 本症例でも使用可能。
■ まとめ
・妊娠中に禁忌:ACE阻害薬(2)、ARB(4)、MRA(3)
・使用可能:β遮断薬(アテノロール:1)、Ca拮抗薬(ニフェジピン:5)
→ 正解は1 と 5
