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■ 正解
1、2(シクロスポリン、タクロリムス)
■ 背景:本症例の重要ポイント
・29歳女性、腎移植後3年
・移植腎は安定して機能
・現在シクロスポリン内服中
・妊娠を希望している
→ 妊娠希望の腎移植患者では、胎児への安全性が確立している免疫抑制薬を選択する必要がある。
● 1:シクロスポリン(正)
シクロスポリンは、腎移植後の妊娠で最も使用経験が多い免疫抑制薬の一つ。
・催奇形性の明確な増加は報告されていない
・妊娠中も継続可能
→ 妊娠希望の患者でも使用可能。
● 2:タクロリムス(正)
タクロリムスも、妊娠中の使用経験が豊富で、
・胎児への重大なリスクは報告されていない
・腎移植後妊娠で広く使用される
→ シクロスポリンと同様、妊娠希望者に選択可能。
● 3:バシリキシマブ(誤)
・IL-2受容体阻害薬
・主に移植直後の急性拒絶反応予防に使用
妊娠中の使用経験は少なく、維持免疫抑制薬としては不適切。
● 4:ミゾリビン(誤)
・代謝拮抗薬(プリン合成阻害)
・妊娠中の安全性データが十分でない
→ 妊娠希望者には通常選択しない。
● 5:エベロリムス(誤)
・mTOR阻害薬
・催奇形性のリスクが指摘されている
→ 妊娠希望者には禁忌レベルで避ける。
■ まとめ
・妊娠希望の腎移植患者 → 妊娠中の安全性が確立した免疫抑制薬を選択
・シクロスポリン(1)とタクロリムス(2)は使用経験豊富で安全性が高い
・バシリキシマブ、ミゾリビン、エベロリムスは妊娠希望者には不適切
