急性増悪した心不全患者の病態・症状

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■ 正解
2、4
■ 症例のポイント
・LVEF 30% → 収縮不全(HFrEF)
・肺うっ血、呼吸困難、起坐呼吸 → 左心不全の典型
・血圧 88/60 mmHg → 低灌流(心拍出量低下)
・下肢浮腫 → 右心系にも負荷がかかっている可能性
■ 各選択肢の解説
● 1:右心機能は正常である(誤)
下肢浮腫が認められており、右心系のうっ血が示唆される。 「正常」と断定することはできず、誤り。
● 2:ナトリウム利尿ペプチド分泌が亢進(正)
心不全の急性増悪では、心室壁伸展により BNP/NT-proBNP が上昇する。 肺うっ血・心拡大の状況からも分泌亢進が妥当で、記述は正しい。
● 3:心電図でST上昇が認められる(誤)
問題文に急性冠症候群を示唆する記載はない。 ST上昇は心不全急性増悪の必須所見ではないため誤り。
● 4:呼吸症状は仰臥位で増悪する(正)
左心不全では肺うっ血により起坐呼吸(仰臥位で悪化)が典型。 患者の呼吸困難の説明として正しい。
● 5:尿量は増加している可能性が高い(誤)
心拍出量低下 → 腎血流低下 → 尿量はむしろ減少する。 急性増悪時に尿量増加は考えにくく誤り。
■ まとめ
2:BNP/NT-proBNP上昇 → 正しい
4:起坐呼吸(仰臥位で悪化) → 正しい
1:下肢浮腫あり → 右心機能正常とは言えない
3:ST上昇は心不全急性増悪の所見ではない
5:心拍出量低下 → 尿量は減少しやすい
