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■ 正解
1、3
■ 症例のポイント
10歳男児、ADHD と診断。 処方:メチルフェニデート塩酸塩徐放錠(18 mg)。
メチルフェニデート徐放錠は、 コンサータ®(OROS製剤)に代表される中枢刺激薬。
→ 徐放性を保つための服薬方法、 → 食欲低下などの副作用説明が重要。
● 1 かまずに服用する(正)
メチルフェニデート徐放錠は、 特殊な徐放機構(OROS)を持つ。
- かむ・割る → 徐放性が失われる
- 急激な血中濃度上昇 → 副作用リスク増大
→ 必ず丸のみで服用する。
※ 小児で飲みにくい場合は、医師と相談し剤形変更を検討。
● 2 便に薬が見えたら吸収されていない可能性(誤)
OROS製剤は、
- 外殻(殻)が便中に排泄される
ため、便の中に錠剤のようなものが見えるのは正常。
→ 「吸収されていない」わけではない。
→ 誤り。
● 3 食欲低下が起こることがある(正)
メチルフェニデートの代表的副作用:
- 食欲低下
- 体重減少
- 不眠
- 腹痛
特に小児では体重減少が問題となるため、 症状が強い場合は必ず相談するよう指導する。
→ 正しい。
● 4 飲み忘れに気付いたらいつでも服用(誤)
メチルフェニデート徐放錠は、
- 朝1回投与
- 夕方以降の服用 → 不眠の原因
→ 飲み忘れた場合はその日の服用はスキップ。
→ 「いつでも服用」は誤り。
● 5 用法・用量を守れば依存性は出ない(誤)
メチルフェニデートは、
- 依存性の可能性がある中枢刺激薬
適正使用でリスクは低いが、 「依存性は出現しない」と断言するのは誤り。
→ 誤り。
■ まとめ
- 徐放錠はかまずに服用(1 正)
- 便中の外殻は正常(2 誤)
- 食欲低下は重要な副作用(3 正)
- 飲み忘れ時はスキップ(4 誤)
- 依存性リスクはゼロではない(5 誤)
→ 正解は1 と 3