第110回薬剤師国家試験 問229 食塩摂取とESRD発症のオッズ比

解答・解説を見る

■ 正解

1(オッズ比 ≈ 1.3)

■ 背景:オッズ比(Odds Ratio, OR)の基本

オッズ比は、曝露(今回は「食塩6g/日以上」)とアウトカム(ESRD発症)の関連を示す指標。

計算式は:

OR = (a/c) ÷ (b/d)

a:曝露あり かつ 発症あり b:曝露あり かつ 発症なし c:曝露なし かつ 発症あり d:曝露なし かつ 発症なし


■ 与えられたデータを整理

・CKD患者総数:500人 ・ESRD発症:100人 ・食塩6g/日以上:85人 ・ESRD発症かつ食塩6g/日以上:20人

これを 2×2 表に落とす:

ESRDありESRDなし
食塩6g以上a = 20b = 85 − 20 = 65
食塩6g未満c = 100 − 20 = 80d = 500 − 100 − 65 = 335

■ オッズ比の計算

曝露群のオッズ: a/b = 20 / 65 ≈ 0.3077

非曝露群のオッズ: c/d = 80 / 335 ≈ 0.2388

OR = (20/65) ÷ (80/335)

OR = (20 × 335) / (65 × 80)

OR = 6700 / 5200 ≈ 1.29

→ 最も近い選択肢は1(1.3)


■ まとめ

・オッズ比は「曝露によってアウトカムがどれだけ起こりやすいか」を示す

・今回の OR ≈ 1.29 → 食塩6g以上で ESRD のリスクがやや上昇

・選択肢で最も近いのは1(1.3)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA