第110回薬剤師国家試験 問288 季節性アレルギー性鼻炎の病態

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■ 正解

1、4

■ 背景:本症例は典型的な「季節性アレルギー性鼻炎」

・毎年2〜6月に症状 → スギ・ヒノキ花粉の時期
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり → 典型的三主徴
・外出時に悪化 → 花粉曝露で増悪

→ IgE 介在のI型アレルギーが最も考えられる。


● 1:鼻腔内の血管透過性亢進が関与(正)

I型アレルギーでは、

・肥満細胞からヒスタミン放出
・血管透過性亢進 → 水様性鼻汁

が起こる。

→ 季節性アレルギー性鼻炎の病態として正しい。


● 2:免疫複合体の沈着(誤)

免疫複合体はIII型アレルギーの機序。

花粉症(アレルギー性鼻炎)はI型アレルギーであり、該当しない。


● 3:鼻汁中の好酸球が減少(誤)

アレルギー性鼻炎では、

好酸球が増加する。

→「減少」は誤り。


● 4:スクラッチテストが有用(正)

原因アレルゲンの特定には、

・スクラッチテスト(皮膚テスト)
・特異的IgE測定

が有用。

→ 正しい。


● 5:通年性に鼻粘膜腫脹が認められる(誤)

本症例は季節性であり、通年性ではない。

通年性アレルギー性鼻炎(ダニ・ハウスダスト)とは異なる。


■ まとめ

・季節性アレルギー性鼻炎 → I型アレルギー

・血管透過性亢進(1:正)

・原因特定にスクラッチテスト(4:正)

・免疫複合体(2:誤)

・好酸球は増加(3:誤)

・通年性ではない(5:誤)

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