第110回薬剤師国家試験 問285 pMDI吸入指導の要点

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■ 正解

3、5

■ 背景:処方2は pMDI(加圧式定量噴霧器)

処方2:オルベスコ(シクレソニド)はpMDIであり、DPI(エリプタ)とは吸入方法が異なる。

高齢者では吸気速度が弱くても吸入できるため、DPI でむせる患者に適している。


● 1:急性発作にも使用できる(誤)

シクレソニドは吸入ステロイド(ICS)であり、発作治療薬ではない

急性発作には SABA(サルブタモール等)が必要。


● 2:毎回「試し噴射」を行う(誤)

pMDI の試し噴射(プライミング)は、

・初回使用時
・長期間使用しなかった時

に必要。

毎回行う必要はない。


● 3:噴霧のタイミングに合わせてゆっくり深く吸う(正)

pMDI は噴霧と吸気のタイミングを合わせる必要がある。

吸入方法:

1)息を軽く吐く
2)噴霧と同時にゆっくり深く吸入
3)5〜10秒息止め

→ pMDI の基本であり、説明として適切。


● 4:吸入後のうがいは不要(誤)

ICS(吸入ステロイド)は、

・口腔カンジダ症
・嗄声

を防ぐため、吸入後のうがいが必須


● 5:タイミングが合わせにくい場合は吸入補助具を勧める(正)

pMDI はタイミングが難しいため、

スペーサー(吸入補助具)の使用が推奨される。

特に高齢者では有効。


■ まとめ

・pMDI の正しい吸入方法 → ゆっくり深く吸う(3:正)

・タイミングが難しい場合 → スペーサー推奨(5:正)

・ICS は発作治療薬ではない(1:誤)

・毎回の試し噴射は不要(2:誤)

・ICS 吸入後は必ずうがい(4:誤)

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