

解答・解説を見る
■ 正解
2、5
■ 処方1:アニュイティ(エリプタ)= DPI(ドライパウダー吸入器)
- フルチカゾンフランカルボン酸エステルを含むドライパウダー吸入器
- 患者の吸気流速で薬剤を肺へ運ぶ
- 容器はエアゾール缶ではない
■ 処方2:オルベスコ(インヘラー)= pMDI(加圧式定量噴霧器)
- シクレソニドを含む加圧式定量噴霧器(pMDI)
- HFA(代替フロン)などの噴射剤を使用
- 耐圧性の密封容器(エアゾール缶)が必要
● 1 両方とも無菌試験法に適合(誤)
DPI(処方1)は無菌製剤ではない。
pMDI(処方2)は密封容器だが、無菌試験の適用対象ではない。
→ どちらも「無菌試験法に適合する」とは言えない。
● 2 両方とも空気力学的粒度測定法に適合(正)
吸入剤は、
- DPI(ドライパウダー)
- pMDI(加圧噴霧)
いずれも肺到達性を評価するため、 空気力学的粒度測定法(インパクター法)が適用される。
→ 正しい。
● 3 処方1の容器はエアゾール缶(誤)
処方1(エリプタ)はDPIであり、
- エアゾール缶
- 定量バルブ
- アクチュエーター
といった pMDI の構造は持たない。
→ 誤り。
● 4 処方2は固体粒子のエアゾール(誤)
pMDI は、
- 噴射剤(HFA)に溶解または懸濁された薬液
- 噴霧により微粒子化
であり、 「固体粒子をそのまま吸入する」DPIとは異なる。
→ 誤り。
● 5 処方2には耐圧性の密封容器が用いられる(正)
pMDI は、
- 耐圧性エアゾール缶
- 定量バルブ
- アクチュエーター
から構成される。
→ 正しい。
■ まとめ
- DPI と pMDI は構造も噴霧原理も全く異なる
- 両者とも空気力学的粒度測定法の対象(2 正)
- pMDI は耐圧性エアゾール缶を使用(5 正)
- DPI はエアゾール缶ではない(3 誤)
- pMDI は固体粒子の吸入ではない(4 誤)
→ 正解は2 と 5
