第110回薬剤師国家試験 問162(病態・薬物治療)

2型糖尿病患者に合併している病態

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■ 正解

1、5

■ 症例のポイント

・BMI ≒ 26.1 → 肥満(肥満症の基準:BMI 25以上)

・尿アルブミン/Cr比 90 mg/gCr → A2(微量アルブミン尿)

・眼底検査:異常なし → 網膜症なし

・脂質:LDL 162、TG 230、HDL 38 → 脂質異常症ありだが「Ⅰ型」ではない

・尿酸 5.8 → 正常範囲(高尿酸血症ではない)

■ 各選択肢の解説

● 1:糖尿病性腎症(正)

尿アルブミン/Cr比 90 mg/gCr はA2(30〜299 mg/gCr)=微量アルブミン尿に該当。 糖尿病性腎症の早期段階であり、記述は正しい。

● 2:単純網膜症(誤)

眼底検査は異常なしと明記されているため、網膜症は認められない。

● 3:病型分類Ⅰ型の脂質異常症(誤)

Ⅰ型はカイロミクロン増加型でまれな遺伝性疾患。 本患者は LDL高値・TG高値・HDL低値であり、 2型糖尿病に伴う一般的な脂質異常症であってⅠ型ではない。

● 4:高尿酸血症(誤)

尿酸 5.8 mg/dL は基準範囲内(男性:7.0未満)。 高尿酸血症とは言えない。

● 5:肥満症(正)

身長175 cm、体重80 kg → BMI ≒ 26.1 BMI 25以上は肥満(肥満症)に分類される。 記述は正しい。

■ まとめ

1:尿アルブミン/Cr比 90 → A2 → 糖尿病性腎症 → 正しい

5:BMI 26.1 → 肥満症 → 正しい

2:眼底異常なし → 網膜症なし

3:Ⅰ型脂質異常症ではない

4:尿酸 5.8 → 正常

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