2型糖尿病患者に合併している病態


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■ 正解
1、5
■ 症例のポイント
・BMI ≒ 26.1 → 肥満(肥満症の基準:BMI 25以上)
・尿アルブミン/Cr比 90 mg/gCr → A2(微量アルブミン尿)
・眼底検査:異常なし → 網膜症なし
・脂質:LDL 162、TG 230、HDL 38 → 脂質異常症ありだが「Ⅰ型」ではない
・尿酸 5.8 → 正常範囲(高尿酸血症ではない)
■ 各選択肢の解説
● 1:糖尿病性腎症(正)
尿アルブミン/Cr比 90 mg/gCr はA2(30〜299 mg/gCr)=微量アルブミン尿に該当。 糖尿病性腎症の早期段階であり、記述は正しい。
● 2:単純網膜症(誤)
眼底検査は異常なしと明記されているため、網膜症は認められない。
● 3:病型分類Ⅰ型の脂質異常症(誤)
Ⅰ型はカイロミクロン増加型でまれな遺伝性疾患。 本患者は LDL高値・TG高値・HDL低値であり、 2型糖尿病に伴う一般的な脂質異常症であってⅠ型ではない。
● 4:高尿酸血症(誤)
尿酸 5.8 mg/dL は基準範囲内(男性:7.0未満)。 高尿酸血症とは言えない。
● 5:肥満症(正)
身長175 cm、体重80 kg → BMI ≒ 26.1 BMI 25以上は肥満(肥満症)に分類される。 記述は正しい。
■ まとめ
1:尿アルブミン/Cr比 90 → A2 → 糖尿病性腎症 → 正しい
5:BMI 26.1 → 肥満症 → 正しい
2:眼底異常なし → 網膜症なし
3:Ⅰ型脂質異常症ではない
4:尿酸 5.8 → 正常
