第110回薬剤師国家試験 問289 前立腺肥大症患者への花粉症OTC選択

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■ 正解

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■ 背景:この来局者の重要ポイント

・毎年2〜6月 → スギ・ヒノキ花粉症の典型
・外出時に悪化 → アレルゲン曝露で増悪
・就寝時に鼻づまり → アレルギー性鼻炎の特徴
前立腺肥大症の治療中
・薬剤名は不明だが、頻尿・残尿感改善薬 → α1遮断薬 or 5α還元酵素阻害薬の可能性

→ 前立腺肥大症患者には抗コリン作用・交感神経刺激作用のあるOTCは禁忌・注意


■ 各選択肢の検討

● 1:エピナスチン(第2世代抗ヒスタミン薬)6錠包装(正)

・第2世代抗ヒスタミン薬 → 鎮静少ない、抗コリン作用ほぼなし
・前立腺肥大症でも比較的安全
・運転あり → 鎮静性の低い薬が望ましい
・少量包装(6錠) → 初回使用に適切

→ 最も安全で適切。


● 2:エピナスチン 48錠(誤)

成分は適切だが、初回の来局者に48錠は過量。 まずは少量包装で様子を見るべき。


● 3:クロルフェニラミン+プソイドエフェドリン系(誤)

・クロルフェニラミン → 抗コリン作用あり
・プソイドエフェドリン → 交感神経刺激 → 排尿困難悪化

→ 前立腺肥大症では禁忌レベルで不適切


● 4・5:プソイドエフェドリン+抗コリン薬+カフェイン(誤)

・プソイドエフェドリン → 排尿困難悪化
・ベラドンナ総アルカロイド → 強い抗コリン作用
・カフェイン → 中枢刺激

→ 前立腺肥大症患者には絶対に避けるべき


■ まとめ

・前立腺肥大症 → 抗コリン薬・交感神経刺激薬は避ける

・第2世代抗ヒスタミン薬(エピナスチン)が最適

・初回なので少量包装(1)が最も適切

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