第110回薬剤師国家試験 問185 社会不安症(会食恐怖)と治療薬

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■ 正解

1、3

■ 症例のポイント

・外食時に「見られている気がする」「手が震える」→ 社会不安症(社交不安障害)

・自宅では普通に食べられる → 状況依存性

・抑うつ症状なし → うつ病ではない

・身体症状(嚥下困難感)は不安によるもの

典型的な会食恐怖(社交不安症の一亜型)の症例。


● 1:パロキセチン(SSRI)(正)

社会不安症の第一選択薬はSSRI(パロキセチン、セルトラリンなど)

不安・緊張・予期不安を改善する。

本症例に最も適切な薬物の一つ。


● 2:炭酸リチウム(誤)

双極性障害の躁状態の治療薬。 不安障害には用いない。


● 3:エチゾラム(抗不安薬)(正)

ベンゾジアゼピン系抗不安薬。 即効性があり、対症療法として有効

社会不安症の急性期の緊張・震え・嚥下困難感に適応。


● 4:ハロペリドール(誤)

統合失調症・せん妄などの治療薬。 不安障害には適応しない。


● 5:オランザピン(誤)

非定型抗精神病薬。 統合失調症・双極性障害に使用。

社会不安症の治療薬ではない。


■ まとめ

・本症例は「会食恐怖」を含む社会不安症

・治療の中心:SSRI(パロキセチン)+ 必要に応じて抗不安薬(エチゾラム)

→ よって1 と 3 が正解

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