第110回薬剤師国家試験 問217 コデインと基原植物

解答・解説を見る

■ 正解

4(A × イ)

■ 背景:化合物Xは何か?

問題文では「モルヒネと同じ植物に含まれる麻薬成分」「一般用医薬品の鎮咳薬として利用」「一部で濫用が問題」と記載されている。

→ これらの特徴に一致するのはコデイン(codeine)

コデインはモルヒネのメトキシ化誘導体(O-メチルモルヒネ)であり、ケシ(Papaver somniferum)由来。


● 化学構造のポイント

A:コデイン(O-メチルモルヒネ)
・モルヒネのフェノール性OHがO-CH₃に置換
・鎮咳作用が強く、一般用医薬品にも使用

B:モルヒネ
・フェノール性OHを持つ
・鎮痛作用が主体、OTCには使われない

C:エチルモルヒネ(ジヒドロエチルモルヒネ)など別誘導体
・側鎖が異なるため、OTCの代表成分ではない

→ よって、化合物XはAが最も適切。


● 基原植物のポイント

ア:大麻草(Cannabis)
・THCなどを含む
・モルヒネ・コデインとは無関係

イ:ケシ(Papaver somniferum)
・モルヒネ、コデイン、パパベリンなどを含む
・医療用麻薬の主要な基原植物

→ コデインの基原植物はイ(ケシ)


■ 選択肢の組合せ

化合物A(コデイン) × 植物イ(ケシ)

→ 組合せ番号4が正解。


■ まとめ

・化合物Xはコデイン(モルヒネのO-メチル体)

・基原植物はケシ

・よって正しい組合せは4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA